- 2011年06月01日
私の初めての中国訪問は、「第1回広東外語外貿大学サマーセミナー」でした。
1.札幌→成田→広州(21年8月28日)
参加者25名と引率の高瀬先生の一行26名は、千歳空港に集合。そこで、開校式に参加者を代表して、中国語のスピーチをすることになり、なぜか全員一致で私が指名されてしまいました。まあ、なんとかなるかと、準備なしで、広州へスタート。千歳空港では、杭州からの美人女性観光客と会話練習。幸先の良いスタートができました。気温28度の札幌から31度の成田を経由し、到着した広州は、気温37度・湿度88%の亜熱帯の別世界でした。ホテルまでの大学バスでの送迎では、人と車の多さに・運転の荒さにまた、びっくり。とりあえず、ホテルに落ち着き、明日より、セミナースタートです。
2.開校式・語学認定テスト・教科書配布・歓迎会
朝起きて、挨拶文を完成させ、高瀬先生に見ていただき、何とか、準備完了。ホテルには、広外の日本語学科のボランティアの皆さんが、お出迎え。全員で20分歩き正門に向かい熱い中、学校へ。全員で、いざ開校式。広外の先生方の挨拶・張学院長の挨拶・高瀬先生の挨拶に続き、私の出番となりました。発音はともかく、声の大きさと元気の良さで良い挨拶ができたようです。広外の留学生教育学院長からも「说得很好」と言っていただき、ほっとしました。ようやく、セミナーがスタートした感じでした。
開校式のあと、すぐに、クラス分けの語学認定テスト。これは、初級からA・B・C・D・E・Gの6クラスにクラス分けです。一人一人、教官と面接して、認定を受けます。テストの結果が出るまで、校内見学。緑の多い、素敵なキャンパスでした。キャンパス見学終了後テストの結果発表。我々中級班は、全員D班となり、ほっと安心しました。上級の方々は、さすがにE・G班になりました。そして、すぐに、教科書の配布。たった2週間の為に、6冊の教科書の配布です。科目は、精読・口語・閲読・听力の4教科です。そして、ホテル近くで歓迎会があり、初日終了。
3.留学生教育学院秋季授業開始(21年8月31日)
今日から、授業開始です。クラスには、パレスチナ人・北イエメン人・韓国人・コロンビア人・ドイツ人・タイ人等他国籍軍でした。特に、パレスチナの彼は、優秀です。今日はテストの教官の王先生の精読と韓先生の听力です。王先生の精読は、パソコンを使い、いろいろな表現を説明し、わかり易い授業でした。初回は、自己紹介でした。とても早口で面白い先生でした。問題は、听力です。これは、日本人が、苦手とされており、最初は、全く聞き取れませんでした。自分の弱点がわかった気がします。翌日授業は、口語・閲読の2つ。先生は、二人とも美人の女性の先生でした。口語は、自己紹介からスタート。2教科ともとてもわかりやすい授業でした。やはり、課題は、听力ということです。慣れしかありませんね。
4.市内観光・香港観光・珠江のクルージング
観光は、最初の観光が、大学城・黄埔軍校旧址・番禺宝墨園の市内観光。ボランティアの学生さんも参加し、いろいろ解説してくれました。一番は、広東語のサービス精神一杯のガイドさんです。みんなの人気ものとなりました。2回目の観光は、広州市内観光でした。
しかし、南越王墓での説明が長時間であったこと渋滞により、中山記念堂のあとは、天河等がカットされ、上下九歩行街のショピングの3つだけとなりました。しかし、夜まで、活動する中国人のパワーに圧倒された気がします。とにかく、人が多い。暑さの中、みんなあまりにも元気です。
9月5日・6日の2日間は、香港旅行です。東管・経済特区の深圳を通り、香港へ。香港は、別世界でした。広東語というより、英語圏でした。ブランド街も有名ブランドですごいし、やはり、夜景は、すばらしかったです。中国の2面性を実際に観察でき、貴重な体験でした。
観光の最後は、珠江クルージングです。夜景は、香港・上海が有名ですが、珠江もとてもきれいな夜景でした。広州の都市の大きさがよくわかりました。
5.最終日・21年9月9日(水)から帰国へ
早いもので、今日が最後の授業。听力・精読で終わりました。せっかく授業にもなれたのに、帰国なのは、とても残念です。午後は、思い出の切紙細工でした。そして、夜は、終了式。終了書をもらい、先生方との懇親。アッと言う間の2週間でした。
いよいよ帰国。あと、3カ月大学に残りたい気持ちです。帰りは、10月に孔子学院の旅行でいく、杭州・西湖・浦東飛行場が全日空機から見え、次ぎの旅行が楽しみになりました。亜熱帯の地から帰国し、体重もずいぶん減り痩せたようです。千歳空港に着き、ほっとしたのもまた、事実です。
6.最後に
2週間の広東外大サマーセミナーに参加させていただき、本当にありがとうございました。私にとって、初めての中国訪問は、短期留学という、恵まれた環境での中国語・中国文化の勉強と各種観光は、貴重な体験でした。中国語の勉強は、精読・口語・蘭読・听力の4教科に分ける合理性と日本人が苦手とする、ヒアリングの勉強方法を学んだので、これからの中国語勉強に役立てたいと思います。そして、孔子学院の仲間に、この勉強方法を教えてあげたいと思います。そして、最後に、日本語学科のボランティアの皆さん、広州にいる私の友人達、すばらしい中国の友達が、今も中国で努力していることを忘れずに、彼らに負けないように、私も努力したいと思います。そして、中国語も上達させ、また、広東外語外貿大学に留学したいと思います。最後に、こんな、すばらしい機会を与えて頂いた、札幌大学孔子学院・孔子学院中国本部・広東外大の関係者の皆様、本当にありがとうございました。今回の経験を生かし、これからも努力に励みます。
xintian